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始まりにむけて

東北の舞台芸術を志す、または携わる皆さんへ向けた「舞台芸術専門講座 ウォーキングARC>T」をスタートします。
これは東北の地での「舞台芸術の活性化」を目的とし、実践的なワークや、ガイド(講師)による体験談を
交えながらの講座で、共に学び歩むプログラムです。
毎回異なるガイドをお迎えし、一過性のレクチャーだけではなく、地元の表現者たちとの対話によって
”目指す場所”を見極めていきます。

本講座は実演家向けのプログラム、テクニカル向けのプログラム、そして、その両面から構成される、”創作の現場視点”での
プログラムがあります。
お互いの考え方や方法論、解決策などを共有することで、未だ見ぬ可能性を探っていけたらと思います。

このプロジェクトは東京の福澤諭志さん(ステージドクター)と伊藤達哉さん(ゴーチ・ブラザーズ)との協働企画です。
第一線で活躍されている方々との本講座は、僕たち地方表現の在り方を、再確認する機会になると思います。
「東京だから出来る事」「地方だから出来る事」をお互いに感じ合う時間になればと思っています。

舞台芸術専門講座ウォーキングARC>T、始まります。

ARC>T 鈴木拓


STAGE DOCTOR 福澤諭志より

みなさん初めまして。福澤と申します。
仙台出身で現在は東京にて舞台監督の仕事しております。
皆さんと協働で「舞台芸術講座」なるものを始めたいと思います。
「舞台」「芸術」「講座」3分割しても、どの単語も堅苦しそうです・・・。
今回やろうとしていることは、そんな感じにならないようなコトを目指しています。
つまり「教える」「教わる」「学ぶ」「体得する」「経験する」の関係性を対等にして・・・
はい、もう固いです。
そう、楽しく交わりたいんです。演劇に携わる色んな人達と情報や意見交換をして互いを知ることで
楽しみたいんです。もうそれだけ。
何をしたら面白いだろうか?
それぞれ環境の違う中での演劇活動で共有出来る感覚はどこにあるかな?
そんな「呑み会前半での演劇話」的なことを大々的に銘打って始めちゃいたいのです。
たぶん何の役にも立たない話をメインにしたりもする回もあるでしょう。
それでも構わないと僕は思ってます。繋がることで拡がる「感覚」や接することで拡がる
「意識」そしてそれが個々にフィードバックされ、どこかで芽を出すか、出さないか。
でもどこかで作用はしてくれるだろう、そこにこの講座の価値があると思っているからです。
そう、お届けしたいのは「テクニック」や「ノウハウ」ではなくて、その芽を出すかもしれないタネです。
埋めるのも耕すのも育てるのもみなさんの自由。僕もタネをもらいにいくつもりです。
みなさんからご意見やリクエストを頂き相談しながら一緒に企画も考えていきたいです。
どうぞよろしくおねがいいします。 

By株式会社STAGE DOCTOR 福澤諭志


ゴーチ・ブラザーズ 伊藤達哉より

初めましてゴーチ・ブラザーズの伊藤と申します。
東京で演劇制作をしております。

このたび、福澤さんと一緒に「舞台芸術講座」を始めてみました。もともと数年前には、仙台には
毎年のように劇団の公演で訪れていましたが、当時は地元の演劇人との交わりがほとんどない形で
公演を行っておりました。

この5月よりARC>Tの事務局の方々と「飲み会」という交流を続けていくなかで、演劇への情熱を
持った同世代の人たちがたくさんいることを知りました。しかも仙台には「せんだい演劇工房10-BOX」
という素晴らしい創造環境があるではありませんか。他地域の演劇人もこの環境を利用させてもらわない
手はないし、そのことで地元の演劇人にもプラスに働くことがたくさんあるはずだと思っています。
志を同じくする東北の演劇人と全国の演劇人たちが交流を盛んにする場がひとつ、ここ仙台にできる。
そんな場になることを願って活動を開始したいと思っています。

ゆっくりと、そして着実に歩いていきましょう。
よろしくお願いします。

ゴーチ・ブラザーズ 伊藤達哉