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はじめまして、東京でお芝居の大道具の製作している唐崎といいます。
今回はこんな機会を与えていただいて、戸惑っておりますが、面白いことを思いつく
きっかけにでもなっていただければと思います。

大道具とは美術プランナーのデザインをもとに劇場の空間をつくりあげていくお仕事です。
図面を読み解いて一つ一つパーツを作り上げていきます。
劇場ではじめてパーツを組上げて、大きな一つの世界を作り上げるのも大道具の楽しさの一つでしょう。
また暗転をはさんだら転換で全く違う世界になっていたなんてのも醍醐味のひとつですね。

大道具ではペンキのことを絵の具と呼びます。
劇場という空間に一つの大きな絵を描く仕事といってもいいでしょう。
ただしきれいな絵を描くだけではいけません。
道具と名のつくものなので使いやすくなくてはならないのです。
機能美と造形美が両立してはじめていい舞台をつくることができるんです。

使う素材のほとんどはベニヤなどの木材と布です。
ベニヤで作られたパネルが、レンガ作りのヨーロッパの町並みになったり、
さびだらけの廃墟の倉庫になったり、埃っぽいアパートの一室になったりするのかを
身近な素材を使ってすこし体験していただければと思います。

みんなでうまい嘘のつき方を覚えて、見にきたお客さんをだましてやりましょう。

唐崎修

ガイド:唐崎修 鈴木太朗 斎藤実
ナビゲーター:鈴木拓

日時:2012年7月13日(金)
18:30〜21:30
   2012年7月14日(土)  13:00〜18:00
会場:せんだい演劇工房10-BOX box-7
場代:一般2,000円 学割1,000円 あるくと券1,500po(各回)
募集人数:15名程度 ※申込多数の場合は抽選となります。
内容:【座学】構成、デザイン、転換、製作の仕方
   【実習】パネル製作、背景の仕上げ、など
    ※内容は変更になる場合があります。


■プロフィール
□唐崎修
1972年4月11日、大阪府大阪市生まれ。大学在学中アルバイトから大道具をはじめ、上京後、シーコム舞台装置に参加。最近の主な参加作品にナイロン100℃「ノーアートノーライフ」「百年の秘密」。ラーメンをこよなく愛する大道具さんです。








□鈴木太朗
1971年2月26日、神奈川県湘南生まれ。デザインアートセンターで、テレビセット、家具、什器、内装などを学び、26歳のときにシーコム舞台装置に参加。最近の主な参加作品にパルコプロデュース「桜の園」、大人計画「ウェルカムニッポン」。海をこよなく愛する大道具さんです。







□斉藤実
1965年9月28日、東京都品川区生まれ。日本工学院専門学校デザイン科卒。大道具製作会社に何年かいたあと松本邦彦氏を師事して、"美術工房 拓人"に参加。演劇集団 キャラメルボックスの背景は全作品を手がける。ロックンロールをこよなく愛する背景さんです。