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STAGE DOCTOR 福澤諭志より

チラシのクレジットで見かける「舞台監督」という仕事があります。
「舞台」を「監督」しているって「照明」や「音響」等と違ってわかりづらいですね。
実際に演劇では、彼らは何を求められ、どんな役割で、主に何の仕事をしているのでしょう?

実はこの舞台監督という職種は、幅広い表現に対して多種多様なスタイルで行われる複雑なお仕事です。
簡単に説明することが非常に難しいのですが、現場では必要とされていることも確かな事実です。

全ての舞台芸術にオールマイティーに対応出来る舞台監督は存在しません。
それは舞台監督がとても個性や感覚を活かした職種であることも意味しています。
「舞台監督の能力(個性)によって、その作品のクオリティが左右される」とも言われています。

ある程度個性が評価基準としてある以上、僕の舞台監督としての仕事も一種のオリジナルなスタイルでは
ありますが、実例を例えに舞台監督としての仕事を紐解き、
「どんな役割で、どんな仕事をしているのか?」を考えていきたいと思います。

大雑把に説明してしまえば、公演全体に関わるお仕事です。
プロダクトマネージャーとして作品創造における技術的統括と予算管理を行い、具現化の責任者として
現場を統括し進行します。舞台監督を志望する人に限らず、他セクションのスタッフ、役者、制作など
演劇に関わる方々にも参加して頂けたらと思います。

by株式会社STAGE DOCTOR 福澤諭志

ガイド:福澤諭志 - 株式会社STAGE DOCTOR - / 武藤祥平 - (有)舞台監督工房 -
ナビゲーター:鈴木拓
日時/会場
11月29日(火)18:30~22:00 せんだい演劇工房10-BOX box-4
場代:一般2,000円 学割1,000円 あるくと券1,500po


■福澤諭志 プロフィール
宮城県仙台市青葉区出身。日本工学院専門学校卒業後、株式会社スタッフユニオンに入社し、大道具装置製作、劇場管理を経験。退社後、フリーとしての活動を経て96年に裏方互助会<至福団>を設立。Nylon100℃、阿佐ヶ谷スパイダース、シアターコクーンプロデュース公演、PARCOプロデュース公演などで舞台監督として活動する。また舞台装置プラン、特殊効果なども手掛け、プロダクトアドバイザー/舞台監修としても活動。07年に至福団を自主退団。09年に株式会社STAGE DOCTORを設立。11年7月開館した新劇場「CBGKシブゲキ」では劇場総監修として劇場計画および設計を手掛けた。最近の主な参加作品に、シアターコクーンプロデュース「シダの群れ」(岩松了演出作品)「タンゴ」(長塚圭史演出作品)「黴菌」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出作品)PARCOプロデュース「印獣」(宮藤官九郎作・河原雅彦演出作品)、阿佐ヶ谷スパイダース「荒野に立つ」葛河思潮社「浮標」(共に長塚圭史演出作品)Nylon100℃「ノーアート・ノーライフ」などがある。